【書評】NO.146 梅田悟司さんが書かれた「言葉にできるは武器になる。」を読みました
本の記録 NO.146
株式会社電通 コピーライター梅田悟司さんが書かれた
「言葉にできるは武器になる。」を読みました。
「世界は誰かの仕事で出来ている」
「この国を、支える人を支えたい」
「バイトするなら、タウンワーク」
誰もが聞いたことのあるコピーライティングを生み出した梅田悟司さん。
小手先だけのテクニックではなく、
「内なる言葉で思考を深め、外に向かう言葉に変換する」プロセスを伝えてくれる一冊。
また、本全体に通じる梅田さんの「伝えたい思い」に、
自分自身も、自身の根底に流れている価値観や思考を見直すきっかけを与えてくれます。
言葉は思考の上澄みに過ぎない
思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはできない。
言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある。
「内なる言葉」で意見を育て、「外に向かう言葉」に変換する。
自分の根底に流れている価値観や思考は、発するあらゆる言葉に影響を及ぼしている。
思いが、言葉の重みを生む。
考えた時間の単純な積み重ねではなく、正しく内なる言葉と向き合った量、つまり思考量によってのみ、心から伝えたいことが生まれ、言葉に変化が表れる。
人の心を動かすのは、話している本人の本気度や使命感であり、生きる上で感じてきた気持ちが総動員された、体温のある言葉なのだ。
人は考えているようで思い出している
→内なる言葉をとにかく書き出す
私は、
ブログを始めて7ヶ月、
インスタグラムを始めて10ヶ月になります。
なぜ、それらSNSを始めたかというと、
『大好きな読書を通して、日々の暮らしや生き方を見つめなおした、その記録、自分史を残したい。』
という思いからでした。
たくさんたくさん荷物を背負い、生き辛くなっている自分が
読書によって少しずつ荷物を下ろすことができた。
そんな自分の生きざまを伝えることで、誰かの力になることができたら...
しかし、「言葉にする」というのは、楽しい作業であると同時に、難しい作業でもあります。
時に、
個人的なことを書きすぎていないか、
長文になりすぎていないか、
何より、自分の思いを正確に人に伝えることができているか
悩むことがあります。
ただ、私には伝えたい思いがある。
ゆっくりかもしれない、不器用化もしれない、
だけど、自分らしく「体温のある言葉」を生み出したい、伝えたい。