【書評】NO.104 中島克治さんが書かれた 「できる子は本をこう読んでいる 小学生のための読解力をつける魔法の本棚」を読みました。
本の記録NO.104
中島克治さんが書かれた
「できる子は本をこう読んでいる 小学生のための読解力をつける魔法の本棚」
を読みました。
【読書ノートに残した言葉】
本をよく読む子は感情が豊かです。
それは感情的ということではなく、感情をうまくコントロールできるという意味です。
人の心の奥深くを察することができるから、相手をむやみにキズつけることもないし、トラブルも防げる。
子どもからのアプローチを無視しない。
放っておくと、子どもは親に対して何も期待しなくなる。
そして、自分の気持ちや要求を伝えたり、親の気持ちを読み取ろうとすることをやめてしまう。
子どもの前で人の悪口を言わない。
陰口や批判的なことばっかり言っている人の心は貧しく、その貧しさは子どもにしっかり伝わる。
日ごろからものごとを肯定的に見る目を養っておきたいものです。
本を読むのに国語ができないのはなぜか。
●読書傾向の偏り●精読できない=音読で精読の確認を
低学年のための学習法
まずは書く力をつけておく
①教科書の本文をノートに書き写す
丁寧に書く習慣/1日1ページや1段落
②見出しをつける
③学習のまとめに挑戦
④夏休みなどに感想文を書かせる。
高学年は400字で感想をまとめる
子どもの人間力を育むために
⚫︎自分の考えをまとめ、言葉にする力を育てる
⚫︎自分の意見を発信できる力をつける
低学年のころから、主人公に感情移入しながら読むという読書の経験をたっぷりしておく。
そして、高学年になり、その基盤が整ったところで、さらに「自分ならこうするのに」と少し批判的な視点をもって読ませていく
⚫︎人の心を感じられる力を育てる
【本の感想】
どんな本をどう読めば、読解力がつくのか
私には、この春から小学1年生になる長男がいます。
私は読書が大好きなので、休日に図書館に行く時は子どもたちを連れて行くのですが、長男は迷路の本やミッケの絵本 を借りることが多いです。
子どもには大好きな本をたくさん読んで、本が大好きな子になってほしいので、
あまり口は出さないようにしていますが、やっぱりお話も読んで欲しいと思う親心…
どうしてそんな感情を抱くのかなと考えたとき、子どもに読解力をつけてほしいからだと思ったのです。
読解力は全ての学力の基礎ですし、読解力は人間力でもあると思うのです。
そこで、この本を借りてみました。
麻布学園の国語教師である中島克治さんが
本を読むのに、国語ができない謎を解き明かし、
家庭でできる「読解力を高める本の読み方」
を分かりやすくアドバイスしてくれています。
学習法はもちろんのこと、読書を通して育てたい人間力に関しても触れられており、
大人も参考になる内容です。
巻末に載っていた「低・中学年向けの本75冊」はぜひ子どもにおススメしようと思います︎。