【書評】NO.143 前田裕二さんが書かれた「人生の勝算」を読みました
本の記録NO.143
前田裕二さんが書かれた「人生の勝算」を読みました。
以前、「僕たちは14歳までに何を学んだか」を読んでからというもの、
前田裕二さんが書かれた本をずっと読んでみたいと思っていました。
a-loving-home.hatenablog.com
やっと手にした「人生の勝算」
嬉しくてワクワクしながらページを開きました。
【本の感想】
両親の離婚、母との死別...
不遇な子ども時代を経験した筆者だからこそ
頑張った人が報われる、そんな世界にしたい
人は生まれてくる環境や運命を撥ね退け、むしろバネにして、
果てしない高みに到達できます。
あらゆる人が均等にチャンスを得て、投じた努力量に応じて報われ、
夢が叶っていく。
そんな公平で温かい世の中を創ることがミッション
出てくる言葉に深みや優しさ、そして熱量を感じます。
ただ、ただ、これは私の主観なのですが、「AKBグループが強い理由」が視点を変えて何度も書かれていましたが、私はそこにどうしても共感できない。
若い女の子たちが、過呼吸になるくらい頑張って?無理して?いたり、
総選挙という名のイベントで順位をつけられる。
異性とのおつきあい?同じ不祥事?をしていても、なぜか処罰が違う。
解雇の人もいれば、笑ってすませられる人もいる。
そして、何より最近起こったNGTの問題
楽しく活動できているのかな?
平等に活動できているのかな?
と疑問に思います。
確かに、ビジネスとしては成功しているのかもしれない、
世間的にはとても人気があるのかもしれない。
だけど、私個人としては納得できないところも多いので、
モヤモヤしながら読み進めたところもあります。
ただ、前田さんが繰り返し繰り返し伝えている大切なこと3つ
●絆の大切さ
...どんなときも揺らぐことがない、深く大きな愛情をもつこと
●努力の大切さ
...当たり前を徹底的にやり続けること
●人生という壮大な航海において「コンパス」を持つことの大切さ
...人生の価値観、向かうべきベクトルを明確にもつこと
...コンパスを持たずに人生という航海に出るのは、自分の人生、すなわち 命を少し粗末にしてしまっているように感じる
これらは、私の胸に深く響きました。
逆境は、必ずバネになる。
努力と情熱次第で、人はどんな高みにだって行ける。
この考えが間違っていないと、世界に向けて証明する。
それが自分に課せられたミッションだとわかるから、
SHOW ROOMに人生を懸ける。
人生の勝算は見えています。
私自身、さまざまな逆境を体験してきました。
障がいがある両親のもとに産まれ、両親の離婚危機、自身の拒食症、父の介護問題...
だけど、私は今幸せに生きています。
だからこそ、前田さんが言われるように、
産まれた環境に関係なく、あらゆる人が均等にチャンスを得て、幸せを勝ち取っていける
そんな世界をつくっていきたい。
ただ、得意なことがない人もいると思う。
音楽や絵を描くことなど、分かりやすく、得意なことや好きなことがある人はいいけれど、そうでない人もいる。
私もその一人です。
そんな人たちも、みんな含めて「幸せに生きる」方法を私なりに探っていきたい。
私は「幸せに生きる」ヒントを得たのが「読書」だと思っているので、
このブログを通して、読書のすばらしさを伝えていきたいと思っています。