【書評】NO.119 水島広子さんが書かれた「そのイライラは手放せます 怒らないですむ子育て」を読みました
本の記録NO.119
水島広子さんが書かれた
「そのイライラは手放せます 怒らないですむ子育て」を読みました。
【読書ノートに残した言葉】
感情は「それは自分の心にとってどういうものか」を教えてくれます。
自分が不利益を被ったり、自分が傷つけられたり、自分が窮地に立たされるような何かがあって、「自分は困っている」ということを伝えてくれるサインが「怒り」。
忙しくてどうしようもないときに限って子どもが言うことを聞いてくれない。
→忙しそうな親の態度に子どもが不安になる。
子どもがウソをついた場合
→「ウソつきは泥棒の始まり!」と責めるのではなく、「他にもこんなやり方があるよ」と教える。
謝らない子に対して
→その場で謝罪すること自体でなく、「自分がしたことの社会的な意味づけ」を知ること。
「どうして〜したの!」ではなく、
「本当はどうしたかったの?」という聞き方が◎
「まだできないくせに!」と叱りつけることには意味がない。
親の役割は「子どもが小さいためにまだできないこと」をよく考えながら「子どもが本当はしたいこと」をできるだけ実現していくこと。
不本意に向こうから飛びこんでやってきた情報は衝撃をもたらしやすい。
人は衝撃を受けると、強い不安にとりつかれると同時に、自分の現状を疑い、「足りないところさがし」を始めてしまう。
衝撃への典型的な反応の一つ=「怒り」
心配の子育て…足りないところばかりを気にして不安になる。
子どもの「現在」を見ることができなくなる。
未来の心配ばかりに目が向いている。
信頼の子育て…子どもは一生懸命生きている存在で、様々な力を持っている。
無条件の愛。
子どもが変化を経験したとき
→いろいろな変化はあっても、親の態度だけは変わらず温かい。
少なくとも一つは「変化しないもの」をもつことができる=安心
【本の感想】
令和元年
新元号が始まりましたね。
長期休暇中で、子どもと触れ合う時間が長く、
それにともなって「怒る」ことも増えているのではないでしょうか。
私もその一人です;
しかし、この本は、
「怒り」の感情は間違ってない。
「怒り」の感情を無理に閉じ込めず、原因や対処法を考えていきましょう
と呼びかけてくれています。
年齢にふさわしくない無理な理想像を子どもたちに押しつけていないか、
自分自身、子育てに何か不安なことはないか
と考えながら読みました。
前回も書きましたが、とにかく長男の育児は不安の連続で、
不意に飛び込んできた情報の衝撃が「怒り」に変わることが多々ありました。
不安を解消したくて行った子育て支援センターで、同じ月齢の子が元気に遊び回っているのに、我が子は私のもとから離れることができず泣き続けどっと疲れて帰ったこと、
息抜きに始めたSNSで、キレイで素敵な離乳食が並び、またそれを食べる子の写真が目に入り、離乳食を全く食べない我が子の将来が不安で泣き続けたこと...
一度や二度ではありません。
次男の育児は、また、違った意味で大変で。
こちらは身体的な悩みが多く、
卵アレルギー
乳アレルギー
RSウィルスで入院(生後3ヶ月、生後6ヶ月時)
となかなかハードでした;
現在、乳アレルギーは克服し、
卵アレルギーに関しては、生卵や半熟卵は食べられません。
(怖くて、食べさせていないというのが本音です)
性格に関しては、とにかくやんちゃ、いや、落ち着きがない。
長男がとても繊細で落ち着いていることもあって、
比べる対象が長男になってしまい、年齢にふさわしくない理想像を押しつけている気もします。
どちらも「今」の子どもたちを全く見れていません。
長男の時は、他人と比べて、
次男の時は、過去の長男と比べて…
「今」を精一杯生きている子どもたちのことをしっかり見つめて、
もっともっと愛情を注いでいきたいと思いました。
GWも後半。
子どもたちとゆっくり過ごしたいと思います☺