【書評】NO.93 本多さおりさんが書かれた「とことん収納」を読みました。
本の記録NO.93
本多さおりさんが書かれた「とことん収納」を読みました。
本の記録
ラクな収納なら、片付けは続けられる
よい収納とは
⚫︎習慣に合わせて使うところにモノが置かれている
⚫︎使用頻度に合わせた配置ができている
⚫︎「ここは仕事書類」のようにグループを説明できる
⚫︎少ないアクションで取り戻しできる
⚫︎掃除がしやすい
使用頻度の高いモノから片づけていく
3M コマンドタブ
本多さんが書かれた本は、とにかく実践的で分かりやすいです。
本多家の収納の作り方から、ラクをかなえる8つのテクニック、実際の家庭3ヶ所で収納の見直し、と、
とにかく真似したくなるワザがたくさんです!
本多さんの家づくりにはムダがない。
導線に沿った場所にモノが配置されている。
あってほしい場所に、あってほしいモノがあるからストレスがないし、ムリなく続けられるんだと思います。
そして、
本多さんが家に求めるもの
⚫︎日当たり
⚫︎風通し
⚫︎窓から見える緑
は私も同じです☺
今は賃貸マンションですが、いずれは自分のお家がほしいです。
その時には、これら3つの条件が当てはまるものを探したい。
私は高校生のころ、学校に行くのが辛くなりました。
中学生の時、クラブに、受験に...と今振り返っても人生で一番頑張ったんじゃないかと思うくらい頑張りました。
志望校に合格して燃え尽きた、きっと燃え尽き症候群だったんだと思います。
自由な校風も、私には合わなかった。
だんだん学校に行けなくなって。
その時していたことは部屋から空を見ることでした。
家に大きな窓がついているところがあって、そこから空を見ていました。
流れる雲を見ながら泣いていたことも。
「行かなくちゃ」と心では分かっているのに、体が動かない。
そんな私に母は何も言わずただ見守ってくれていました。
高校3年生になろうとするころ、担任の先生に母とともに呼び出され、
「このままでは留年ですね」と言われました。
それを聞いて、母がぽろっと涙をこぼした。
そんな母を見て、私の中で何かが動き出すのが分かりました。
今度は私が頑張ろう、母を苦しませてはいけない、と。
高校生活は楽しかったことなんて何一つありません。
ただ、無事に卒業できました。
それだけです。
結婚して、主人と新しい生活を始めた家。
ここにも大きな窓がありました。
1階だったので植え込みがあり、窓の外に目をやると見える、緑と青のコントラストがたまらなく好きでした。
待望していた子どもを授かり、喜びもつかの間、長男がなんとも敏感でよく泣く子で子育てが楽しいと思えませんでした。
長男を抱きながら、ただただ窓の外を眺めていた毎日。
秋になればきっとラクになるはず
冬になればきっとラクになるはず
春になればきっとラクになるはず
そう思いながら毎日毎日空を見ていました。
そして季節が変わるたび、少しずつ子育てのしんどさもなくなっていきました。
こんな風に書くと「窓」は私にとって辛い思い出みたいですが、決してそうではなく、あの時、「空」が「雲」が「緑」があったからこそ、私はそれらを乗り越えることができたんだと思います。
今でも「空」を見ては「あの時乗り越えられたんだからきっと大丈夫」と勇気をもらっています。
...「収納」とは少し離れたお話になってしまいました。