ほんのむし

本が好き。本の記録。読書を通して自分自身を見つめなおしたい。

【書評】NO.71 尾崎友吏子さんが書かれた 「3人子持ち 働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法」を読みました

本の記録NO.70

尾崎友吏子さんが書かれた「3人子持ち 働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法」を読みました。

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本の感想

世界には、多くの楽しそうなこと、素敵なことがあふれています。でも、それを全部自分の持ち物にする必要も、全部する必要もありません。

 

家は家族がエネルギーをチャージするところ。
おいしくて健康的なごはんと、心地よい休息。穏やかな家族との時間。家を世界で最も心地よい場所に整える。

 

家が一番心地よい場所。
いつもラクに片付いた心地よい空間を得ることができています。

 

心地よい住まいは家族のパワースポット。
帰るとエネルギーを満たすことができ、外で不安なことがあっても、容易にバランスを取り戻すことができる。

 

すごくおいしいものを食べた時や、年に1度の旅行やイベントの時に感じる強い興奮がないと、幸せや豊かさを感じにくくなっていました。
「足りないモノ」でなく、「今あるもの」を大切にすることで、生活の小さなことに、より豊かさを感じるように。

 

日常は興奮に満ちた旅行やイベントのためにあるのではなく、その日その日が大切な1日

 

身近に使っている大切な日用品を使い切るように感謝と満ち足りた気持ちとともに、今日一日を、そして自分の一生を使いきりたい。

 



70㎡のマンションに家族5人で住まれている著者。
「モノを減らす」という方法で得られた
「ゆとり、豊かさ、自由」


とにかく潔く、気持ちがいい。


「子どもたちが、安心して生き生きと暮らせる世界」が理想の世界。
の信念のもと、「理想の世界」につながらない暮らしはもうやめよう、大量消費、大量廃棄の生活では決してたどり着かない、
多くを消費せず、多くを廃棄せず、できる範囲で自然と調和し、美しい世界を子どもたちに残せる生活をしようと、この生活に至ったようです。

きっかけは2011.3.11 東日本大震災
もうすぐ8年が経とうとしています。


今まで、「持たない暮らし」「小さな暮らし」をしている方をたくさん見聞きしてきたけど、著者のように自分の暮らしを「世界中の子どもたちが安心して生き生きと暮らせる世界」に繋げている方はいただろうか…
と、深く考えさせられました。

 

私はまだ尾崎さんのように「世界中の子どもたちの未来の暮らし」にまで視点を向けることができていません。

だけど、まずは自分が自分自身や家族、モノ、時間...

を大切に毎日を過ごすことから始めたいと思います。