ほんのむし

本が好き。本の記録。読書を通して自分自身を見つめなおしたい。

【書評】NO.87 やまぐちせいこさんが書かれた「シンプル思考ですっきり身軽に暮らす」を読みました。

本の記録NO.87 

やまぐちせいこさんが書かれた「シンプル思考ですっきり身軽に暮らす」を読みました。

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本の感想

 

2016年春から新しい土地で新しい暮らしを始めたやまぐちせいこさん。
夫の故郷に戻り、義父母と同居。
少し早い「第2の人生」をスタートさせたそうです。

 

 

PROLOGUE

ミニマリストというと、モノを持たない暮らしをイメージする人が多いと思いますが、モノが多い少ないは表面的なもので、その先の心の持ち方が大事だと私は考えます。
大切なもののために、何を削り、何を残すかを判断し、行動を起こせる人ーそれがミニマリストです。

 

PART1 モノの整理

暮らしにルールがあると、何も考えずルールというレールに乗っていれば、確かにラクチンです。
でも、そのルールを少し重く感じるなら、レールから外れたっていい。

 

大事なのはモノの数ではなく、心にゆとりをもって家族との日々を過ごすこと。

 

お金は小さくなればなるほど精神的な重みが軽くなり、ぞんざいに扱うようになる。
お金の崩れは、「お金に対する意識の崩れ」

 

モノで「素敵な暮らし」は手に入らない

 

 

PART 2 部屋の整理

部屋はただ漠然と「キレイになればいいな」「片づけやすいといいのに」と願うのではなく、はっきりと目的を持つことが大切です。
私の目的は、家族の安全と安心、子どもの自立です。

 

 

PART3 家事の整理

喜びも、実はストレス
嫌なストレスを良いストレスで相殺したい。マイナス100だった心を0に戻したくて、ご褒美が欲しい。
しかし、そのご褒美がプラス150だとしたら、プラス50というストレスを抱えてしまって、それを打ち消そうする。

だから、急に戻ろうとしない、ゆっくり戻る。

 

 

PART4 育児の整理

やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ

 

家事を家族で回し、役割を持ち、いつかくる自立へ向けてのトレーニン

 

「何もしない」という愛情
手を出さないことは、相手を信じること。

 

大きな声は耳をふさぎ、小さな声は耳を澄ます。
速い口調は人を興奮させ、緩やかな口調は人を安心させる。
→叱るときは小さな声で。

 

 

PART5 夫婦の整理

働くことは生きること。
夫の転職
娘が社会とつながる場所をひとつでも増やしたい。

娘の将来的な支援のため、平日は仕事で週末は移動カフェ。

 

 

 


「少ないものですっきり暮らす 」
無印良品とはじめるミニマリスト生活 」
を以前に読み、今回3冊目となる、やまぐちせいこさんの本を読みました。

「ブログを立ち上げたのも、娘と同じように(娘さんは自閉症スペクトラム)発達障害で片づけが苦手な人や困っている人が、そして私と同じように「できないことが多くて自分のことを好きになれない人」に「できなくても、いいんだよ」と伝えたいという想いから」
という文面をみて、初めてやまぐちせいこさんの娘さんのことを知りました。

子どもさんを思う気持ちから、今の生活に行き着いたのかなと思うと、その生活に深みや決意みたいなものを感じ、またより一層やまぐちさんのことが好きになりました。

私も子どもたちの育児にはたくさん悩むことがありました。

いつか、詳しくその子どもたちのことを書きたいと思っているのですが、たくさん悩んだからこそ得たこともたくさんあります。

 

だからこそ、やまぐちせいこさんが考えられている子どもの自立の面に関しては、とても納得しました。
そして、その自立に繋がる家づくり。
私も目指していきたいです☺