【書評】NO.107 鈴木尚子さんが書かれた 「私が変わる、家族が変わる時間術」を読みました
本の記録NO.107
鈴木尚子さんが書かれた「私が変わる、家族が変わる時間術」を読みました。
【読書ノートに残した言葉】
〜はじめに〜
「片づけ」も「ファッション」も「時間」もすべては
「自分が楽しく、自分にちょうどよく暮らす」
そのためのツール、つまり自分らしく生きるための手段
〜第1章:時間を味方につける考え方〜
あせらない、あきらめない
「いつかやりたいこと」をノートに書いてみる。
「ねば」「べき」のワナに気づく
ちょっと勇気を出して、大事だと思い込んで抱えてきたことを手放してみる
第3章:これまでの私、これからの私〜
「いい母」ならこうであろう、「いい妻」ならこうであろうと、
いっぱい背負っていた荷物を、「私がどうしたいか」というものさしで計り直し、たくさんの物とともに手放していった。
初期のガン発覚
子育てもそうですが、人を育てるって、自分の基準を押し付けるのではなく、相手がわかるように、やれるように寄り添い、尊重すること。
「あなたのためを思って」という大義名分をかかげてコントロールすることは「優しい虐待」です。
【本の感想】
時間術
と聞くと、いかにうまく時間をコントロールできるかといった考えに陥りませんか?
私はその一人です。
しかし、今まで読んできたどの本にも共通して言えるのが、
・自分が本当にしたいこと、自分の理想の生活を追求する
・優先順位を決め、優先順位の低い物事はしない
結局、人間に与えられた時間は共通して24時間。
あれもこれもできやしない。
だったら、自分の理想の人生・生活を送ることができるように、
優先順位の高いことから、本当に必要なことだけしていこうという考え方です。
何より、私たちは
時間をコントルールするためや、効率よく生きるために生まれてきたんじゃない。
幸せな人生を送るために生まれてきた、そして、その努力をしていかなければならないと思うのです。
鈴木さんは、自身の初期のガンの発覚をきっかけに人生を見直されたそうです。
私も、今、子育て、介護、仕事と目まぐしく、生活・人生の改善を迫られているなと感じます。
なぜかというと、最近、幸せや楽しいという気持ちを、心から感じられていないなと思うのです。
いつも、心の片隅に「しなければいけない何か」があって、「時間が足りない」とばかり思い、自分の気持ちを大切にしている余裕がありません。
私は頭がかたく、「こうあるべき」というモノサシを自分にも他人にも押し付けがちです。
完璧主義で、自分一人で抱え込んでしまう。
ゴールの設定が高いから、自分をなかなか褒めることもできず、いつも体に力が入っているなと感じます。
もっと人を頼ることができたら、もっと柔軟に生きることができたらと思うのです。
我が家のリビングの窓から緑が少し見えます。
ここから見える緑が好きです。
深呼吸して、ふと力を抜くことを意識的にするように。
鈴木さんのように、モノとともに心の荷物も減らしていきたい。