【書評】NO.63 有元葉子さんが書かれた 「毎日すること ときどきすること」を読みました
本の記録NO.63
有元葉子さんが書かれた「毎日すること ときどきすること」を読みました。
料理研究家である有元葉子さんが書かれた本です。
第1章:毎日すること
第2章:ときどき、必ずすること
第3章:続けていくこと
第4章:毎年すること
の構成になっています。
本の感想
自分がそこにいてスッキリと気持ちがいいように、空気を入れ替える、風通しをよくする。
そのための掃除や片づけ。
「責任をとる」は態度や心構え
責任をもって行動するのはもちろん、よくても悪くても最終的な結果に責任をとる。
いつでも全力を出し切った方がいい
呼吸と同じで、全部出し切らないと新しい空気は入ってこない。
自分が持っているものなんて大したものじゃない。
とてもいいものだからとっておこう、と秘めていても、明日、明後日、1週間後、1ヶ月後、1年後にもそれが「とてもいいもの」であるとは限らない。
むしろ逆です。どんどん鮮度が失われていく。
生きている以上、常に茨の道と思います。
困難が押し寄せてくるのは当たり前で「苦しい状況が来た」ということは、それを乗り越えろということ。
乗り越えた時に人として、ひとまわり大きくなれている。
やらないことは
「先の心配をすること」「人の価値を気にすること」
今やれることを充分にやる
それを徹底して生きてこられた方なんだと感じます。
まるで自分に話しかけてくださっているような柔らかな文体で、だけど、気持ちがしゃんとなる、そんな本です。
目の前の課題を責任をもって全力で成し遂げる
簡単なようでいて難しい。
「全力」で物事を成し遂げているだろうかと、自分に再確認しました。
「毎日すること ときどきすること」
家事など具体的な実践はもちろんのこと、物事に対する考え方や心構えなども伝えてくれる、そんな本です。