【書評】NO.111 一田憲子さんが書かれた「11人の社長に聞いた仕事とお金のこと キッチンで読むビジネスのはなし」を読みました
本の記録NO.111
一田憲子さんが書かれた
「11人の社長に聞いた仕事とお金のこと キッチンで読むビジネスのはなし」を読みました。
【読書ノートに残した言葉】
1.佐藤友子さん/北欧、暮らしの道具店店長
未来の一歩のためには、過去の一歩がいかに力になるか。
少し意識的に一日を振り返り、冷静に自分を見つめ直す
2.引田ターセンさん/ダンディゾン、ギャラリーフェブオーナー
vision:自分がなりたいもの、理想像・未来像
mission:なんのためにこれをやるのか、使命
goal:何年後にどうなっているのか具体的に決める
strategies:ゴールに到達するための戦略。最低3つは考える
action plans:ストラテジーを分解して1年ごとに何をするのか決める
※ビジョンをとことん考える。ビジョンが降りてくるまでは時間がかかる。
4.大井幸衣さん/元エヌ・ワンハンドレッド
言葉を持っているということは、自分の中が整理され、何をやってきたか、何をやりたいかがきちんと見えているということ。
9.帽子 千秋さん/Sa-Rah店長
崖っぷちに立って後ろがない、っていうよりも、
自分が苦しくないようにどこかに逃げ道を残しておく
一番大事なことを、自分の心が緊張するところへ持っていかない
「やってみたいこと」の種を手にしたとき、不安や心配にとらわれず、陽の光が当たる方へと歩き出せば、自然に芽が出て花が咲く。
10.中臣幸次さん、美香さん/コロモチャヤ オーナー
わからないけれど「決める」
不安だけれど、腹を括って「選ぶ」
それは、自分の判断が正しいか正しくないかを知ることになる。
失敗したとしても失敗の中から学ぶことが、その人の「オリジナリティ」を育ててくれるのではないか。
「正解」だけを渡り歩いていると、それは誰かがすでにやっている「正解」の跡をなぞるだけ。
※各社長さんと一田さんの対話形式の本のため、
ここに記載している言葉は、
⚫︎各社長個人の言葉である場合
⚫︎各社長の言葉を受けての一田さんの言葉(思い)である場合
があります。
【本の感想】
「ビジネス」
と聞くと、なんだか固くて、私には関係のないことのように思いますが
「キッチンで読む」
という言葉に惹かれ、この本を借りることにしました。
なるほど、一番初めに対話されている方。
私も大好きな「北欧、暮らしの道具店」の店長さん。
読み進めていくうちに、大好きなお店の知らなかった裏話をこっそり聞いている気持ちになり、この本にどんどん引き込まれていくのが分かります。
他にも、
知ってる知ってる!
と嬉しくて思わず声に出してしまいそうになるくらい、有名な方のお話がたくさん載っているため、とても興味深く読み進めることができました。
どれも、ビジネスの話なんですが、生き方に通じるものがたくさんありました。
失敗を恐れずに、自分の気持ちに正直に、ただ冷静な分析もしながら進めていく姿勢が共通して見られました。
・対話形式
・有名な方との対話
という形のため、気軽に読み進めることができ、しかし、その中で、経営やビジネスの裏側を知ることができます。
裏側を知ることで、そのお店を応援したくなるのも不思議なところ☺