【書評】NO.148 京大卒・元「日本一のニート」Phaさんが書かれた「しないことリスト」を読みました
本の記録 NO.148
京大卒・元「日本一のニート」Phaさんが書かれた「しないことリスト」を読みました。
「to doリスト」
「したいことリスト」
私の場合、仕事や日常を回していくために「to do リスト」は欠かせません。
また、情報が溢れる現代、否が応でも、見てみたいこと・経験したいこと・食べてみたいもの...etcが増え「したいことリスト」も増えていく。
そんな日々にあって「しないことリスト」
これは、おもしろいと読んでみました。
この本は
第1章:「所有しないリスト」
第2章:「努力しないリスト」
第3章:「自分のせいにしないリスト」
第4章:「期待しないリスト」
で構成されており、合計36個の「しないことリスト」が書かれています。
ーはじめにー
他人や世間の評価で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと
他人や世間のペースに無理についていこうとせず、自分のペースを把握すること
ー第1章:所有しないリストー
新しいものを手に入れるために、古いものをどんどん手放していこう
何か、新しいことを始めるとき、
「自分のやりたいことを自分のペースでやる」
「ゆるく外に開いておく」
身の周りをスッキリさせるためには、まず心の中をスッキリさせる
ー第2章:努力しないリストー
「だるいな」「なんかやる気しないな」→方向性とかペース配分とか何かが少しうまくいっていない
ときどき風邪のような軽い病気にかかることで体の疲れやゆがみを発散
どんな場所でも長期的に生き残るのは、「自分のイヤじゃないことを、自分に無理のないペースでやっている人」
人間が変わる方法は3つ
①時間配分を変える
②住む場所を変える
③付き合う人を変える
ー第3章:自分のせいにしないリストー
「努力をできる」という能力も恵まれた環境の産物だ ジョン・ロールズ
ー第4章:期待しないリストー
自ら背負った「やらなきゃいけないこと」に追われるのではなくて、「別にやらなくてもいいけど自然と自発的にやりたいと思えること」を持つ
共感できる部分、私にはできないなと感じた部分、たくさんあるけれど
この本を読んで改めて考えたこと。
それは...
「しないこと」の反対は、「すること」であって、
そこには「しなければいけないこと」も「したいこと」も含まれる。
意識しないと、それらは増えていく一方だけれど、
「しないこと」を意識し始めたときに初めてそれらが厳選される。
自分自身と向き合って、本当に「しなけらばいけないのか」「したいのか」考える時間をもつことさえ忘れていた。
頭も心もシンプルに生きていきたい。